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SOLD OUT
ご存知の方も多いと思いますが、ほぼ茶色い釉薬、リムや見込みの部分に白釉を使ったキュノワールと呼ばれる器は、ノルマンディーなどフランス北部からオルレアン近辺、中北部各地で作られていた民陶だそうです。
テラコッタの上に、白い釉薬と裏面に黒色(焦げ茶)の釉薬をかけて焼かれたもの。質実剛健な作りと価格を抑える工夫もあり(いつの時代も洗練された白釉は贅沢なもの)、寒い地方の美しい民陶というところです。
存在感たっぷりのこの器、SOUPsではほとんど扱うことがなかったのですが、個人的には長年身近に置いているキュノワールがあります。ひびあり欠けありの年季の入ったものですが、それも気にならず、何より陶器と言えば、の細かな貫入は工芸品のように美しいもので見飽きることがありません。
今回の鉢はリムに所々剥がれがありますが、貫入はもちろん艶も美しい佇まいです。茹でたじゃがいもの皮を剥きながら盛っていき、粗塩とバターを加えてざっくり混ぜて食べたい。と想像したくなるような、素朴で温かみのある20世紀初頭まで作られていた器です。
絵柄のある鱒のオーバル皿(PL88)も仲間です。
初めの方の写真は、同じ方向からくるくると回しながら見ています。リムの状態は、後半の写真でご覧ください。
*ヴィンテージの製品は、全体に細かな使用の跡などがついています。その点をご了解いただいた上でご注文をお願いいたします。
*洗ったらなるべく早く水気を拭き取り、よく乾かしてください。
*古い陶器は、状態の詳細が解りにくいので、貫入がないものでも油気の多いものはあまりお勧めしていません。
*数量限定のため、再入荷リクエストはお受け出来ません。
*大鉢以外は商品に含まれません。
大鉢 1個 ¥0(本体価格 ¥0)
直径:約25cm 高さ:12cm
材質:陶器 フランス製